北区の粗大ごみ 運び出しは月1品、持ち込みは本人のみ
東京都北区では、縦・横・高さのどれかがおおむね30センチを超える大型のごみが粗大ごみです。収集も持ち込みも粗大ごみ受付センターへの申込が必要です。高齢の方の世帯には室内から運び出す収集もありますが、1か月に1回、1品までという決まりがあります。ここでは申込と出し方、持ち込みの条件、運び出し収集の範囲、区が扱わないものを整理します。
出すものを決めてから申し込む
北区の粗大ごみは事前申込制・有料で、申込の無い粗大ごみは収集も持ち込みもできません。区は「粗大ごみとしてお出しになるものが決まってから、お申し込みください」とし、あとから追加しようとしても受け付けられない場合があるとしています。
処理券を貼っていないものは、粗大ごみかどうか判別できないため収集されません。 地域のごみ集積所にも出せません。収集は午前8時からおおむね午後3時の間で、立会いは要りません。
申込先と受付時間
| 方法 | 受付時間 | 補足 |
|---|---|---|
| 電話 03-6746-5533/ナビダイヤル 0570-075-533 | 月〜土 8:00〜19:00(年末年始を除く) | 音声ガイドのあとにオペレーターが対応 |
| インターネット(粗大ごみ受付センター) | 24時間 | メール登録後、届いたURLから申し込む。令和8年10月1日から、収集の申込で電子決済が使える |
インターネットで申し込むと、申込内容の確認メールが届きます。区は、電話番号の入力ミスで連絡が取れない人が増えているとして、名前・住所・電話番号・品目・数に間違いがないかをメールで必ず確かめるよう求めています。
運び出し収集は「1か月に1回、1品まで」
北区には、65歳以上の方や障害者の方だけで構成される世帯で、身近な人の協力が得られない場合に、作業員が室内から粗大ごみを運び出す運び出し収集があります。ただし範囲がはっきり決められています。
- 運び出せるのは1か月に1回、1品もしくは「1,300円分」まで。複数ある場合は翌月に改めて申し込む
- 前回の運び出しから1か月たたない日を収集日にする申込はできない
- 幅と高さの合計が270センチ以内、重さ50キロ以下
- 運び出しに工事や解体が要らず、階段を通らないこと
親の住まいを片付ける場面で、この仕組みだけに頼ると、大きな家具が何点もある場合は1点ずつ月をまたいで運び出すことになります。階段のある家では、そもそも使えません。家族が運ぶのか、別の手を考えるのかを、早い段階で決めておく必要があります。
持ち込みは浮間清掃事業所へ。本人だけ、年度内3回
区内に住む方は、指定の場所へ自分で持ち込むこともできます。持ち込みの手数料は、区の目安で「おおむね半額程度」です。予約が必須で、予約していない粗大ごみの追加持ち込みもできません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 持ち込み場所 | 浮間清掃事業所(北区浮間5丁目13番1号) |
| 持ち込める日時 | 月〜土(祝日を含む。年末年始を除く)9:00〜11:00/13:00〜15:00 |
| 上限 | 1回に最大10個まで。1世帯あたり年度内(4月〜3月)3回まで |
| 持ち込める人 | 北区在住の申込者本人のみ。代理の方による持ち込み(運搬)はできない |
| 車両 | 2トン車までの自家用車(業務用を除く)かレンタカー |
| 支払いと持ち物 | 北区の処理券を事前に買って貼っておく(現地では販売していない)。免許証などの身分証明書 |
荷降ろしは持ち込んだ本人が行います。 子どもが親の代わりに運ぶ、という形は代理にあたり、区の決まりでは認められていません。申込者と運ぶ人を同じにしておく必要があります。
区が扱わないもの
次のものは、北区清掃事務所では粗大ごみとして扱いません。
- エアコン、テレビ、冷蔵庫、冷凍庫、洗濯機、衣類乾燥機 — 家電リサイクル法の対象
- 家庭で使っていたパソコン(本体・ディスプレイ)
- 自動車・オートバイ(車体・部品とも)、タイヤ、ピアノ、ジェルマット、土・石・ブロック、建築廃材
- 消火器、手提げ金庫より大きい金庫や耐火金庫、薬品類、ガスボンベ類(カセットコンロ用を除く)、石油類、バッテリー
- 大人2人での運搬が難しい70キロ以上のもの — 250センチ以上の長いものは切るか折り曲げる必要がある(ベッドや書棚など一般的な家具は180センチを超えても収集)
- お店や会社などの事業所から出る粗大ごみ — 許可を持つ廃棄物処理業者に依頼します
後回しにするほど、選べる道は減っていく
北区は粗大ごみのページで「粗大ごみとして出す前にリユースを検討しませんか?」と呼びかけ、民間事業者と連携してリユースを進めているとしています。区自身が、捨てる前に使い道を探すことを先に勧めているわけです。
ただし、その道を選べるのは時間が残っているあいだです。
- 引越しの日が近づくと、売る相手を探す時間がなくなります。残るのは処分だけです
- あとから品目を追加できない場合があり、持ち込みは本人だけで年度内3回まで。運び出し収集は月に1品です
- 家電は置いている間にも年式が古くなります。去年なら値が付いたものが、今年は付かないことがあります
つまり、後回しにすること自体が選択肢を削っています。 早い段階なら「売る・譲る・買い替えのときに引き取ってもらう・粗大ごみに出す・まとめて引き取ってもらう」の5つから選べます。日が迫るほど、この並びの上から順に消えていきます。
片付ける日が決まったら、何をどうするか決める前に一度見せてください。値が付くものと処分するものを先に分けておけば、運び出しを待つ品物も、持ち込みに使う回数も変わります。決めてから動くより、分けてから決めるほうが選択肢が残ります。