松本民芸家具・時代箪笥・桐たんすが売れる理由
実家じまいや相続の整理をしていると、重くて動かすのも大変な和箪笥に出会うことがあります。婚礼家具は買取が難しいと聞いていたので、そのまま処分を考える人も少なくありません。ただ、松本民芸家具や北海道民芸家具、古い時代箪笥や桐たんすには例外があります。この記事では、何を見て「例外かどうか」を判断するのかを説明します。
婚礼家具の中にも、例外があります
婚礼家具セットは、木材の等級や仕立てが量産向けであることが多く、買取が難しい場合があります。ただ、和箪笥や桐たんすの中には、この扱いから外れるものがあります。作り手や産地が明確なもの、時代を経た手仕事のものです。「重い」「大きい」という見た目だけで判断せず、まず種類を見分けることが最初の一歩になります。
松本民芸家具・北海道民芸家具という「今も作られている家具」
松本民芸家具は、長野県松本市を拠点にした家具づくりの系譜から生まれた無垢材の家具です。北海道民芸家具も同様に、職人の手仕事による家具として知られています。これらは量産の婚礼家具セットとは違い、現行品として今も製造が続いているという特徴があります。中古市場での需要が絶えないため、年式が古くても単品として値が付くことがあります。
ただし、これは「松本民芸家具だから必ず高く売れる」という意味ではありません。木肌の状態や使用感、キズや反りの有無によって評価は大きく変わります。良い家具であることと、今の状態で値が付くことは、別の話として見る必要があります。
時代箪笥・桐たんすを見るときの着眼点
時代箪笥は、明治から昭和初期にかけて作られた古い箪笥を指します。錺金具の意匠や、欅・栗などの木肌の色艶が評価の対象になります。桐たんすは着物の収納に使われてきたもので、桐の柾目の通り方、漆や蝋引きの仕上げの状態、引き手金具の傷み具合で見え方が変わります。どちらも「古いから価値がない」のではなく、状態次第で見え方が変わるものです。
| 確認する場所 | 見るポイント |
|---|---|
| 金具 | 錺金具や引き手が交換されていないか、錆や欠けの有無 |
| 木肌 | 桐や欅の木目の通り方、日焼けやシミの有無 |
| 漆・仕上げ | 塗りの艶や剥がれ、蝋引きの状態 |
| 製作者・銘 | 引き出し内部や背板に製作者名・産地の刻印があるか |
実家じまいで見つかったときにやること
売れないこともあります
婚礼家具として量産された和ダンスや整理タンスのセットは、松本民芸家具や時代物の桐たんすとは素材も仕立ても異なり、買取が難しいことがあります。組み立て式の家具や、ニス仕上げの量産品も同様です。こうしたものは正直に「買取が難しい」とお伝えします。ただ、買取できない場合でも、搬出や処分までまとめて相談できる窓口があれば、実家じまいの負担は減らせます。
査定は無理に買取を勧めるものではありません。見てもらった上でキャンセルできますし、買取が難しいものについても、その理由を含めて正直にお伝えします。
状態が心配で査定を先延ばしにする必要はありません。開かない引き出しや、鍵のない箪笥でも、まずは今の状態を見てもらうことができます。
手放す前に、まず見せてください
婚礼家具だから、古いからという理由だけで自分で0円と決めてしまう前に、種類と状態を確かめる方法があります。松本民芸家具や時代箪笥、桐たんすは、その確認によって見え方が変わることがある家具です。手放すことは、次の暮らしのはじまりにもなります。慌てず、まず見せることから始める方法があります。