ギター買取 フェンダー・ギブソンは古いほど良いか
実家や自室の隅に、長く弾いていないギターが立てかけてあるという方は少なくありません。フェンダーやギブソン、マーティンといった名前は知っていても、それが今どのくらいの価値を持つのかは分かりにくいものです。この記事では、製造国や年代、シリアル番号の位置、ネックの状態、ケースの有無といった、査定の前に自分で確認できる視点を紹介します。捨てる前に、まず見るべき場所を知っていただくための記事です。
古いギターが良いとされる理由
ギターは家電のように、新しいほど良いとは限りません。木材は年月を経て水分が抜け、鳴りが変化していくといわれています。特に1950年代から70年代にかけてFenderやGibsonが作った個体は、当時の木材や製法そのものに価値があるとされ、ヴィンテージという呼び方がつきます。
一方で、古いというだけで価値が保証されるわけではありません。同じ年代でも、保管状態や改造の有無によって評価は大きく変わります。年代は入り口であって、答えではありません。
製造国と年代で見るポイント
MartinやTaylorはアメリカ製とメキシコ製、あるいは工房ごとにラインが分かれていることがあります。同じブランド名でも、どこで作られたかによって位置づけが変わります。
国産ブランドについても、見方は同じです。ヤマハやトーカイが1970年代から80年代にかけて作った個体は、いわゆるジャパンヴィンテージとして、当時の作り込みの丁寧さが評価されることがあります。国産だから値がつかないと決めつける必要はありません。
年代や製造国だけでは価値は決まりません。同じ年式でも、傷や改造、保管環境によって評価は状態ごとに大きく変わります。ここで紹介する見方は、あくまで査定の前に状況を整理するためのものです。
シリアル番号の位置を確認する
シリアル番号は、そのギターがいつ作られたかを推測する手がかりになります。位置はブランドや年代によって異なります。
| ブランド | シリアルの位置の目安 |
|---|---|
| Fender | ヘッド裏、または一部の年代はブリッジプレート裏 |
| Gibson | ヘッド裏。インクスタンプの場合もある |
| Martin | サウンドホール内、ネックブロック付近 |
| Taylor | ヘッド裏 |
| ヤマハ・トーカイ | ヘッド裏、またはボディ内側のラベル |
番号が読み取れても、それだけで年代や真贋を断定することはできません。同じ年代でも書体や刻印方法に幅があり、専門的な確認が必要になる場合があります。番号を控えておくことは、査定を依頼する際に役立ちます。
ネックの反りとケースの有無
ギターの状態を見るとき、まず見られるのはネックです。指板側から低音弦の上を見通すようにして、弦とフレットの間に均一な隙間があるかを確認します。極端に浮いている、あるいは弦がフレットに当たっている場合は、順反りや逆反りが起きている可能性があります。
反りがあること自体は珍しくありません。木材である以上、季節や保管環境で動くものです。ただし大きく反ったまま長期間放置されたものは、修理が必要と判断されることがあります。
ケースの有無も見られる点のひとつです。ブランド純正のオリジナルケースが残っている場合、査定でプラスに働きやすい傾向があります。ケースがない、または汎用のソフトケースしかない場合でも、査定を受けること自体は可能です。
自分で確認できる手順
値がつきにくいケースも正直に
すべてのギターに値がつくわけではありません。ネックが大きく反り修理が前提になるもの、破損が著しいもの、量産の教材用モデルなどは、買取が難しいと判断されることがあります。その場合も、処分の方法は別に用意されています。回収や廃棄の手続きは、お住まいの自治体によって異なります。自治体の案内を確認してから手続きを進めるという方法があります。
古い楽器は、見た目の傷や色あせがあっても価値が下がらない場合があります。逆に見た目が綺麗でも、木材の状態によって評価が変わることもあります。自分で0円と決めてしまう前に、状態をそのまま見せていただくことをお勧めします。
手放す前に、一度見てもらうという選択
長く弾かれなかったギターにも、そこに至るまでの時間があります。値がつくかどうかは、状態を確認したうえで判断されるものです。ミニマリスタでは査定後にキャンセルすることもできますし、買取が難しいものについても、その理由をお伝えしています。手放すことは、次の音を鳴らす誰かへのはじまりになります。